ごあいさつ

食を通じて豊かさを創造し
関わるすべての人を幸せにします

 私たちは長野県発のたこ焼き、たい焼きの専門店「焼きたて屋」として、商業施設を拠点に、駐車場から入店までのお客様の動線を考慮して五感を刺激する出店スタイルで着実に店舗を増やしてきました。現在では長野県内に30数店舗を構え、県外進出も果たしています。また、近年は都市部を中心に路面店「タコとハイボール」も出店し、新たな事業展開もしています。

 そんな当社において、私たちは食を通じて豊かさを創造し、それによって関わるすべての人に幸せを提供したいと考えています。たとえば、たこ焼きやたい焼きがおいしく焼ければ、お客様には幸せを感じていただけます。そしてお客様に笑顔で帰っていただけたら、私たちは働く喜びを覚えて、仕事の楽しさから幸せを感じることができます。人に幸せを与えるためには、まず自分が幸せでないといけません。そのためにも、幸せのツールとして会社を活用して「豊かさ」を創造することで、すべての人に幸せが提供します。それが当社の仕事です。

 そして、さまざまな経験を通じて成長ができ、自分の居場所や仲間をもつ楽しさを実感できる当社の仕事は、教育産業に通じると私は考えています。おいしいものを作って販売するためにはどんな火加減がよいのか。お客様に喜んでいただくためには何をするべきか。あるいは、何のためにこの仕事をしているのか。それらはすべて教育につながります。そこで培われた力は、関わるすべての人に幸せになってもらえるような「豊かさ」を考える根元になります。

 その力を育むために私がスタッフに対しておこなっているのは、目標を聞き、5年先、10年先の未来像を明確にすること。そして、努力した分だけ次のステップに進めるような人材配置をすることで、それぞれのスタッフの可能性を引き出し、強みを生かして成長できる場所を提供するよう心がけています。商品開発やセットメニューの販売も現場の自由な発想によるものです。たとえば、焼きたて屋にある「たいたこ」というメニューはスタッフのまかないから生まれた商品ですが、こうした商品を考えることも「豊かさ」につながります。私はお客様が喜ぶものであれば何をしてもよいと考えており、スタッフにはそこから商売の楽しさを感じてもらいたいのです。

 また、当社では役員でなくても企画会議などに参加し、経営に携わる機会を設けています。参加型経営は、当社のひとつの理想のかたちです。こうした多くの経験を通じて、スタッフには「入社してよかった」と誇りをもってもらえ、お客様にも喜んでいただけ、周囲からは「あの会社で働いていていいね」と言われる組織になること。それが当社のめざす姿です。これは社会貢献にもつながります。

 おかげさまで、現在「焼きたて屋」の知名度は、長野県内ではある程度定着しています。今後はこの流れを県外に持っていき、地元の名産品とのコラボレートなども進めることで、どこにおいても「たこ焼き・たいやきは焼きたて屋」と思われるほどのシェアを獲得していきたいと考えています。また、将来は新しい革命を起こせるようなビジネスを考え、企業内ベンチャーのようなビジネスの機会も設けて可能性を手助けできる組織をめざします。それが当社のこれからのあり方です。